ロスカットってわかりやすく言うと何?損をする?それとも得をする?

仮想通貨 ロスカット
仮想通貨には「ロスカット」という少々ややこしいルールがあります。これはどこの取引所を利用する場合にも貴方に関わってくることですので、覚えておいて損はありません。というか、知らなければ損をする可能性が高いのです。

「ロスカットって一体なんぞや?」
「損をしないために必要はことは?」

当記事では仮想通貨初心者の皆さんに向け、ロスカットについて詳しく、わかりやすくお伝えいたします。

最低限の資金を保証?ロスカットの仕組みとは?

自動損切りシステム

仮想通貨について調べていると「損切り」という言葉をよく目にします。これは現時点での損失がこれ以上大きくならないうちに、持っている仮想通貨の一部または全部を売り払ってしまうことです。

これ以上待っても傷口が広がるだけだろうから、仮想通貨の値上がりには期待せず、今のうちに売っておこうということですね。

この自主的な損切りこそが「ロスカット」なんですけれども、おそらくこのワードについて調べている方は、各取引所が使う「ロスカット(ルール)」についてお知りになりたいのでしょう。

これはひとことで言えば、「損失が一定の率に達した時に、自動で損切りをしてくれるシステム(ルール)」です。

たとえば100万円の仮想通貨を1個購入したとしましょう。しかし翌日レートを確認してみると、あろうことか価値が0円になっていた。

この場合、100万円損をすることになるわけですが、これを防ぐには一日中チャート(価格変動グラフ)を見守っていなければなりません。

暴落しそうだったらすぐに売り飛ばす、その準備を常にしておかなければならないわけです。そんな生活は到底無理ですよね。

ロスカットルールは、そのような過度の損失を防ぐための、投資家を保護するためのルールなのです。

仮想通貨の価値が今までの80%、50%と下落したときに、あなたがそれ以上損をすることを防ぐために、自動で損切りをしてくれます。

数百万単位の取引をしていれば、たとえロスカットルールがあろうとも損失は大きいわけですが、しかし手元にいくらかのお金を残すことはできます。

損失が預託金を上回るような、最悪の事態を回避するためのセーフティネットなんですね。

ロスカットのデメリット

ロスカットにはメリットだらけのように見えますが、実はそんなことはありません。ロスカットにもいくつかのデメリットがあるのです。

その一つは、「勝手に決済される」ということ。仮想通貨は価格変動が激しく、日に数十円、数百円単位で動くことも少なくありません。

一時的にはロスカット地点を下回っても、その後盛り返してくることもあるわけですね。

しかしロスカットが執行されてしまうと、一度強制的に決済されるわけですから、その後の高騰を狙うのなら仮想通貨の「買い直し」が必要となります。

たとえばあなたが仕事に出ている最中に、唯一保有しているビットコインが1個200万円に上がったとしましょう。

これで相当な利益が出るぞと喜んでいたら、あろうことか、価格高騰の前の段階でロスカットが執行されていた。

この場合、そもそもビットコインを持っていないことになるわけですから、一銭も儲かりません。むしろ損をします。

ビットコインは一時期200万を超えていたのが、今は110万円くらい。こういうことも普通に起こりうる世界なのです。

また、これはロスカットそのもののデメリットではありませんが、一定の割合が必ず保護されるというわけではないので、その点にも注意が必要です。

たとえば、仮想通貨が異様な暴落を示し、ロスカットが追い付かない(機械、システムの速度的な問題)という事態も、絶対に起こらないとは言えません。

もしそうなった場合、ロスカットで保障されるはずの割合よりも、低い金額しか返ってこないこともあり得ます。

たとえば証拠金(担保として預けるお金)の50%くらいはルール上返ってくるはずだったのに、暴落スピードにロスカットが追い付かず50%未満のお金しか返ってこなかった。こういうケースもあり得るわけですね。

しかも証拠金の10倍、20倍の取引(レバレッジ取引:担保を預けて担保以上の金額の取引をすること)をしていた場合は、損失もそれだけ多くなります。

稀に損失が預託金を上回ることもあるようです。つまり借金を背負うということですね。

このロスカットについては、DMMのサイトにわりと分かりやすい例が載っていました。

記事をお読みの中には数字アレルギーの方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。DMMをはじめ、仮想通貨取引所の多くは、入金すれば勝手に「証拠金維持率」を出してくれます。

DMMの場合はそれが80%にならなければ、ロスカットされることはないわけですね。

長期保有で儲けたい方は証拠金を多めに入れ、レバレッジを1倍にするとよいでしょう(ただしDMMは5倍固定)。そうすればロスカットの心配はほぼないのです。

逆にロスカットという安全な道を常に残しておきたいという方は、うまいこと調節して証拠金維持率が低めになるように設定してください。

短期保有&高額取引はちょっとのミスで大損することもありますからね。万が一のときのために、ロスカットを上手に利用しましょう。